親の介護がはじまったら|最初の2週間にやること
結論:親の介護はある日突然始まります。最初の2週間で『地域包括支援センター相談→要介護認定申請→ケアマネ選定』を完了させると、その後の負担が劇的に軽くなります。仕事との両立も同時に整える。
親が入院した直後(0〜3日)
- 病院の地域連携室・退院支援室に相談を申し込む
- 退院後の生活(在宅・施設)の希望をざっくり共有
- 親の保険証・診察券・年金手帳・印鑑・通帳の場所を把握
- 勤務先に状況共有(介護休業・介護休暇の可能性)
- 兄弟姉妹・親戚と役割分担を相談
地域包括支援センターへの相談(1週目)
親の住所地を管轄する地域包括支援センターへ。本人がいなくても家族の相談は可能。無料で何度でも相談できます。
- センターの場所は『〇〇市 地域包括支援センター』で検索
- 初回は『これからどう進めるか』を聞くだけでOK
- 要介護認定の申請代行もしてくれる
- 退院後すぐに使えるサービスの情報を提供
要介護認定の申請(1週目)
- 市区町村の介護保険担当課へ申請書を提出
- 申請には介護保険被保険者証(65歳以上)または健康保険証+特定疾病要件(40〜64歳)
- 主治医の氏名・連絡先を記入(市区町村が意見書を依頼)
- 訪問調査の日程調整
- 認定通知まで約30日
急ぐ場合は『暫定ケアプラン』で認定前からサービス利用可。
ケアマネと施設・サービスの選定(2週目)
- 要支援なら地域包括が、要介護なら居宅介護支援事業所のケアマネを選ぶ
- 複数候補と面談して相性を見る
- 退院時のカンファレンス(医療×介護×家族)に参加
- 必要なら住宅改修・福祉用具の手配
- 施設入所が必要なら早めに見学申込(特養は順番待ち)
仕事と両立する制度
| 制度 | 内容 |
|---|---|
| 介護休業 | 対象家族1人につき通算93日、3回まで分割可 |
| 介護休業給付金 | 休業前賃金の67%(雇用保険) |
| 介護休暇 | 年5日(家族2人以上で10日)、時間単位で取得可 |
| 短時間勤務制度 | 3年以上の期間で利用可(勤務先による) |
| 所定外労働の制限 | 残業・深夜業の制限を申請できる |
お金まわりの整理
- 親の収入・年金額・預貯金を把握
- 介護保険料・後期高齢者医療保険料の支払方法
- 負担限度額認定証(住民税非課税世帯は施設費軽減)
- 障害者控除対象者認定(自治体に申請)で所得控除
- 高額介護サービス費・合算療養費の自動振込設定
チェックリスト
- □ 病院の退院支援室と面談
- □ 地域包括支援センターに相談
- □ 要介護認定の申請
- □ ケアマネ選定・契約
- □ ケアプラン作成
- □ 介護休業の届出(勤務先)
- □ 介護休業給付金の手続き準備
- □ 親の口座・印鑑・保険証の場所を把握
- □ 兄弟姉妹で役割分担
- □ 必要なら住宅改修の見積もり
関連制度
- 介護保険の使い方
- 介護休業給付金
- 高額介護サービス費
- 住宅改修費20万円
- 家族が亡くなった時の手続き
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