年末調整完全ガイド|出し忘れで損する書類リスト
結論:年末調整は『天引きされた所得税の精算』。書類を出し忘れると本来戻る税金が戻りません。保険料控除証明書(生命・地震)・住宅ローン残高証明書・配偶者の所得情報・iDeCoの4つは特に注意。
年末調整でできること/できないこと
| 年末調整で可能 | 確定申告が必要 |
|---|---|
| 基礎控除・配偶者控除・扶養控除 | 医療費控除 |
| 生命保険料控除・地震保険料控除 | ふるさと納税(ワンストップ未利用) |
| iDeCo(小規模企業共済等掛金控除) | 住宅ローン控除(初年度のみ) |
| 住宅ローン控除(2年目以降) | 雑損控除(災害・盗難) |
| ひとり親控除・寡婦控除・障害者控除 | 株・FXの損益通算 |
| 社会保険料控除 | 副業所得20万円超 |
提出する3つの書類
① 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書:扶養家族・障害・ひとり親などの基本情報。
② 給与所得者の基礎控除・配偶者控除等申告書:本人と配偶者の所得見込み・配偶者控除の判定。
③ 給与所得者の保険料控除申告書:生命・地震保険料、iDeCoの掛金、社会保険料(国民年金等)を記入。
控除証明書のチェックリスト
10月〜11月にかけて、関連各社から送付されます。失くしたら再発行依頼を。
- □ 生命保険料控除証明書(一般・介護医療・個人年金の3区分)
- □ 地震保険料控除証明書
- □ 小規模企業共済等掛金払込証明書(iDeCo・小規模企業共済)
- □ 国民年金保険料の控除証明書(11月頃届く)
- □ 住宅借入金等特別控除証明書(2年目以降の住宅ローン控除)
- □ 住宅ローンの年末残高証明書(12月頃届く)
- □ 配偶者の所得を示す書類(給与なら見込みでOK)
控除証明書を失くした時
- 各保険会社のマイページからPDFダウンロード(即日)
- 電話・チャットで再発行依頼(郵送1週間)
- マイナポータル連携で電子データ取得
年末調整に間に合わなくても、翌年の確定申告で取り戻せます。落ち着いて。
配偶者控除・特別控除の壁
| 配偶者の年収 | 本人の控除額(本人所得900万円以下) |
|---|---|
| 〜103万円 | 配偶者控除 38万円 |
| 〜150万円 | 配偶者特別控除 38万円(満額) |
| 〜201万円 | 配偶者特別控除(段階的に減少) |
| 201万円超 | 適用なし |
本人の所得が1,000万円超なら配偶者控除そのものが消滅。社会保険の壁(106・130万)とは別物なので混同しないように。
ひとり親控除・寡婦控除を忘れない
申告しないと適用されない、見落としやすい控除。
- ひとり親控除:所得500万円以下のひとり親 → 35万円控除
- 寡婦控除:夫と離別・死別した女性(要件あり)→ 27万円控除
- 申告書の該当欄にチェック+本人記入で完結。証明書は原則不要。
年末調整後の還付・徴収
1年間に天引きされた所得税と、年末調整での確定税額の差額が12月給与(または翌1月)で精算されます。多くは還付、控除より天引きが少なかった人は追徴。源泉徴収票を必ず保管(医療費控除・住宅ローン初年度の確定申告に必要)。
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